津波痕跡図
- 高知県では、平成23年度・24年度の2カ年で、津波痕跡調査を実施しました。
- 県民の皆さまに津波が襲来した事実を知っていただき、迅速で的確な津波避難につなげていただくため、過去に発生した津波の襲来履歴や浸水状況を把握し、シミュレーションで出された浸水予測結果と重ね合わせを行っています。
- この調査で、下記の状況が明らかになりました。
・最大クラスの浸水域にも古文書などの痕跡が存在する箇所があることが判明しました。
・地域によっては、複数の津波堆積物が分布しており、過去繰り返し津波が襲来したことを示しています。
・東洋町では過去7000年間で少なくとも4回の津波が襲来したと推定されます。 - 津波痕跡調査結果を見ればわかるように、同じ津波は一つとしてありません。地震が起こった直後は、規模の大小はわかりませんので、「うちは予測浸水範囲外だから」、「昭和南海地震ではここまで来なかったから」ということで油断することなく、揺れの大きさにかかわらず、長い揺れを感じたら最善を尽くして避難をしてください。
- 古文書調査(平成23年度実施)
・高知県に被害をもたらしたことが判読できる、「慶長地震(1605年)」、「宝永地震(1707年)」、「安政南海地震(1854年)」、「昭和南海地震(1946年)」を対象に、古文書・史跡等の調査を行いました。
・その結果、慶長地震7箇所、宝永地震176箇所、安政南海地震48箇所、昭和南海地震30箇所、合計261か所の痕跡を確認し、位置図とカルテにまとめました。
・なお、カルテは、被害を受けた場所が明確に分かるところについてはその箇所を特定していますが、地名や集落名といった広い範囲が記述されている場合は、役場やその集落の中心になる位置などを代表させて示しています。
・古文書カルテの見方[PDFファイル/183KB]
・古文書カルテ(例)[PDFファイル/736KB] - 堆積物調査(平成24年度実施)
・地形や地質、古文書記録などをもとに、過去の津波による堆積物が残っているであろう場所を選定し、161か所で地質調査を行いました。そのうち、65か所で「津波痕跡の可能性が高い」または「津波痕跡の可能性がある」堆積物を確認することができました。
・津波堆積物は、主に砂や泥などになりますが、地形や津波の襲来の仕方などによって、堆積する場合としない場合があります。そのため、堆積物が残っていなくても、津波が来ていないということではありません。
・また、砂や泥は水よりも重いため、津波の縁端部より手前で沈んでしまいます。津波は堆積物があるところよりももっと内陸に入っていた可能性があります。
・津波痕跡調査(堆積物調査)の詳細[PDFファイル/1.3MB]
- 津波痕跡図に関するお問合せ
高知県 危機管理部 南海トラフ地震対策課
〒780-8570
高知県高知市丸ノ内一丁目2番20号
TEL: 088-823-9386
FAX: 088-823-9253
メール: 010201@ken.pref.kochi.lg.jp