建物倒壊の危険
- 高知県における津波被害とは?
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強い揺れによって、耐震性の低い家やビルが倒壊することにより、人が亡くなったりケガをしたりします。
高知県では、最大クラスの地震が発生した場合、建物倒壊による負傷者約33,000人、死者約5,200人の被害が想定されています。 - 地震の強い揺れで住宅が倒壊すれば、仮に窒息や圧死を免れたとしても、ガレキの中から自力で脱出することができなくなる恐れがあり、地震の後の津波や火災から命を守ることが難しくなります。
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- 揺れが建物等に及ぼす影響(気象庁震度階級関連解説表(抄))
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- 建物倒壊から身を守る方法とは?
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南海トラフ地震のような大地震の場合、県内全域で同時に大きな被害が発生することが想定されています。
このため、全ての地域での消防機関などによる人命の救助などは困難です。落下物から頭を守るなど、「自分の命は自分で守る!!」ということが大事です。 -
●家や建物の中にいたら
大きな家具や本棚が倒れ、額縁などが落下することがあるので、丈夫なテーブルや机などの下に隠れましょう。 -
●多くの人がいる施設にいたら
係員の指示に従いましょう。落ち着いて行動しましょう。
あわてて出口に走り出さないようにしましょう。
●エレベーターの中にいたら
地震感知装置が付いているエレベーターの場合は、近くの階で自動的に止まるようになっていますが、付いていないエレベーターの場合、揺れを感じたら、すべての階のボタンを押し、止まった階で降りてください。 -
●街中を歩いていたら
建物の近くを歩いている時は、ガラス窓、看板などの落下物に注意し、持ち物で頭をカバーし、身を守れる場所に逃げましょう。
ブロック塀や自動販売機の横にいた場合は、倒れるおそれがあるのですぐに離れましょう。
- 建物倒壊マップの活用方法
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建物倒壊マップは、倒壊や全壊などの建物被害の程度を地図上に示したものです。
家具の固定と家屋の耐震補強をすることで、揺れによる被害はほとんどなくすことができます。
被害が多く出る可能性の高い地域では、地震に備えて住宅の耐震対策を進めていきましょう。
また、大きな地震の後には、被災した建物や宅地が余震で崩れるなど危険な状態であるかどうかの調査が行われます。
危険と判定された建物や宅地には立ち入らないようにしましょう。
- 建物倒壊の危険マップを見てみよう
- 高知県防災マップで公開されているハザードマップを見てみましょう。
- 震度分布
- 地図を見る
- お住まいの地域の揺れの強さがわかります。